金村修

1964年、東京都生まれ。写真家。東京綜合写真専門学校在学中の1992年、オランダの「ロッテルダム・フォト・ビエンナーレ」に作品が選出される。1993年に東京綜合写真専門学校を卒業し、同年に最初の個展を開催。1995年には写真集『Crash Landing』を刊行。1996年、ニューヨーク近代美術館の「New Photography 12」に「世界に注目される6人の写真家」のひとりとして選ばれる。1997年には東川町国際写真フェスティバル新人作家賞を受賞。2000年、土門拳賞を受賞。2014年には伊奈信男賞を受賞。主な写真集に『Happiness is a Red before Exploding』(2000)、『SPIDER’S STRATEGY』(2001)、『I CAN TELL』(2001)、『In-between 12 金村修 ドイツ、フィンランド』(2005)、『ECTOPLASM PROFILING』(2014)、『CONCRETE OCTOPUS』(2017)、『Lead-palsy Terminal』(2021)などがある。著書には『漸進快楽写真家』(2009)、『挑発する写真史』(タカザワケンジとの共著、2017)、映像論集『Beta Exercise: The Theory and Practice of Osamu Kanemura』(2019)などがある。2021年にはニューヨークのdieFirmaで個展「Looper Syndicate」を開催。2022年と2024年にCAVE-AYUMI GALLERY にて個展を開催。近年は写真制作と並行して、映像作品、コラージュ、ドローイング、本による作品など、表現の幅を広げており、個展、グループ展、上映会等で発表している。

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