
【開催日】2025年9月21日 (日)
【開場】18:00 【開演】18:30
【料金】2,000円(税込・当日精算)
【出演】石見舟,小池俊起,西澤諭志,羽鳥嘉郎,古屋敬洋,持田睦,大谷能生
日時:2025年9月21日(日)Open 18:00 / Start 18:30
料金:¥2000(税込・当日精算)
講師:『戦争案内』研究会
聞き手:大谷能生
『戦争案内』研究会:
石見舟(ドイツ演劇研究者)
小池俊起(デザイナー)
西澤諭志(写真家)
羽鳥嘉郎(演出家)
古屋敬洋(会社員、俳優)
持田睦(演出家、ユイレ&ストローブ研究者)
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こちらは最終回です。ブレヒトの『戦争案内』の詩篇の新訳が、この回で完成する予定です。ようやっと全体像を眺められるようになるわけですが、さて、そこから見えてくるブレヒトの「演出」とは? 没後50年、前の世界大戦を舞台にしたこの作品からはじまるものがおそらくまだあるはずです。(大谷)
<企画概要>
『戦争案内(原題:Kriegsfibel)』は、ベルトルト・ブレヒトが1955年に刊行したフォトエピグラム。第二次世界大戦当時、亡命先の各地でブレヒトが新聞や雑誌から切り抜いた70枚の写真にそれぞれ4行詩を添えた、きわめてユニークな写真集である。
https://www.eulenspiegel.com/verlage/eulenspiegel-verlag/titel/kriegsfibel.html
ドイツ国外でもしばしば注目され、英語・フランス語・イタリア語などに翻訳されているほか、美術史家・哲学者であるジョルジュ・ディディ=ユベルマンが同書にもとづく著書を刊行している(邦訳『イメージが位置をとるとき』宮下志朗・伊藤博明訳、ありな書房、2016年)。しかし『戦争案内』そのものの日本語訳は単行本化されていない。
当研究会では、『戦争案内』をブレヒトの「異化」「演出」についてビジュアルを伴って考えられる恰好の題材であると位置づけ、訳文を作成してきた。本レクチャーでは各回テーマを設けつつ、訳文付きで『戦争案内』を読み進め、そのおもしろさに触れてもらいたい。
2026年には没後70年を迎えるブレヒトの重要な仕事のひとつとして、『戦争案内』はあらためてひろく読まれるべきだろう。レクチャー内容を反映した邦訳を刊行予定。
【プロフィール】
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